松平郷
松平郷は徳川家のルーツといわれている松平氏の発祥の地。ここには松平東照宮をはじめ、初代親氏をまつる高月院、松平城址など松平氏ゆかりの史跡が多く残っている。 高月院は、はじめは「寂静寺」と呼ばれ、1367年足助次郎重宗の子重政が在原信重の援護を受けて建立したと言われています。1377年に親氏が本尊阿弥陀仏をはじめ堂・塔のすべてを寄進してから高月院と改め、松平氏の菩提寺となっています。その後、徳川家康によって寺領100石が与えられ、明治維新まで時の将軍家から厚い保護を受けていました。 山門や本堂は、1641年に徳川家光によって建てかえられたものと言われています
松平東照宮に現存する水濠や石垣は、松平太郎左衛門家九代尚栄によって関ヶ原の合戦のあと築かれました。はじめは、八幡宮と称して松平郷の産土神(氏神)でした。1619年家康を祀ったと言われ1965 年(昭和40年)、親氏を合祀しました。平成5年には、松平東照宮から高月院にかけての2haを整備した松平郷園地が完成。園内には250mの室町塀や冠木門、親氏像と7対の石柱などがある。 なお、 松平東照宮と高月院境内、松平城址、大給城址の四ヵ所は「松平氏遺跡」として、国の文化財になっている。 場所:松平町 (豊田市駅から車で東へ40分 )